元・犬夜叉備忘録
感想書き、終了しました。ご愛読(?)ありがとうございました!
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別れの想い
なんということでしょう。桔梗に続いて鋼牙もまた退場ですか。
一気にキャラを整理して、ずずいとラストに突っ走る…と?

桔梗という大きな戦力を失って脱力する一行。特に犬夜叉の呆けぶりはかなりのものです。ところで、奈落との一戦が去ったあとにようやく到着した鋼牙の手下二名。鋼牙はどうやら手下とともに舞台を去るようです。やはり、かけらを無くしては共に戦うことも難しい。仲間の仇をとりたい気持ちはあるでしょうに、それ以上に足手まといになりたくはない、と断腸の決断だったことでしょう。先週の男っぷりの上げっぷりは、退場する鋼牙への作者の親心でしたか。
しかし鋼牙。去る前にしっかり犬夜叉に活を入れてくれました。かけらを失った弱い鋼牙がいきなり犬の頭を踏みつけたものだから、一行は驚いています。今まで当たり前だった光景が、すでに許されないものになったという雰囲気です。しかし、相手の力の差を考慮して急におとなしくなったりしない鋼牙、大好きです。そして、相手が弱くなったからといって突然威張り出すこともない犬夜叉も好きだー。人間、自分と相手との力関係で態度を決めることが多いけど、悲しいものです。これだから、権力闘争、腕力闘争、財力闘争なんかが後を絶たない…関係ないや。
辛いのはお前だけか!? と鋼牙は犬夜叉に愛の頭突きをくらわせました。これが本来のパッチギなのでしょうね。某フランスのサッカー選手は相手の胸を狙ったところに良心が感じられる…これも関係ない。
そして、呆けた犬夜叉を立ち直らせるには、かごめがそばにいるしかないな、と鋼牙はかごめに別れを告げます。長かった横恋慕、ついに終了のようですね。鋼牙にはこの結末は覚悟していたものでしょう。願わくば、かごめを巡って犬夜叉と競っているうちに奈落を倒したかったでしょうが、やはり主人公でもない鋼牙には許されないことでした。
そして、かけらを失った主人を労る手下二名も最後の登場でしょうか。「ゆっくり走ってやるからな」と思いやりを見せますが、鋼牙は意地でも全力疾走。もうつむじ風が起こらないのが寂しいですが、手下二名を大きく引き離して、鋼牙らしく走り去っていきました。
…正直、四魂のかけらを足に仕込んだ鋼牙に追いつこうとひたすら走り続けていた手下のほうが、今となっては足の速さもスタミナも鋼牙に勝っていると睨みます。かけらを失った鋼牙が今後、群れのかしらとして君臨するには手下の支えが不可欠でしょうね。鋼牙も初登場時にはかなりいきがったあんちゃんというか、やたら高姿勢というか、裏切った手下は冷酷に始末するし、怒り以外の感情があまり見えてきませんでしたが、今の鋼牙ならかけら無しでも立派に群れをまとめていけると思います。ああ、五雷指もあったな。うわあん、鋼牙―、大好きだったよ~。
意外なことに犬夜叉も、鋼牙が去るのを寂しく思っているらしい。桔梗がいなくなったことで、よほど人恋しいのか。しかし、ここでかごめに慰めてもらおうとしないところが天晴れというか。かごめに別れを告げる鋼牙を犬夜叉はなんだか眩しそうに見ています。コイツ、いいヤツだなーって感じ。そして、立ち去る鋼牙に、犬夜叉はやっといつもの顔を見せてくれました。お前の今までの戦いは無駄にはしない、と啖呵を切りました。鋼牙が犬夜叉に活を入れることができたのは、仲間たちが腫れ物のように扱う中、犬夜叉に対してまったく無神経に普段通りに振る舞ったからかもしれません。無神経イコール悪とは限らないのだと、無神経人間にはうれしいメッセージ(違うと思う)。というよりも、出会った頃には想像もつかなかった犬夜叉と鋼牙の友情あればこそでしょう。ライバルという関係が崩れて、やっとお互い素直になれたのかもしれませんね。

そして琥珀。うやむやのうちにしっかり殺生丸一行に仲間入りでしょうか。それとも、犬兄弟が接触すれば、姉のいる犬夜叉一行に舞い戻るのでしょうか。桔梗亡き今となっては犬夜叉一行と別行動をとる必要はありません。さあ、姉を選ぶか、りんを選ぶか。はっきりしてもらおうではありませんか。ところで、やはり桔梗の魂は琥珀の元にも現れたのですね。ということは、楓ばあちゃんの元にもきっと現れたことでしょう。
琥珀を追い出すこともなく受け入れ、殺生丸は何か探している様子です。どうやら天生牙が騒いでいるらしい。ここ数日探し続けていたということは、犬一行と奈落の戦いの場に現れなかったのは、捜し物のほうが大切だったからでしょうか。で、見つけたのは上空を行く犬妖怪。久しぶりに兄が犬化しました。どうやら犬化してみせないと、相手に気がついてもらえないらしい。犬妖怪は人間の女タイプになり、地上へ。「この母を訪ねてきたということは、父の形見、天生牙の話だろう」というところを見ると殺生丸の母親に間違いないのでしょうが…。
若い。すごく若い。いくら妖怪がなかなかトシをとらないったって、殺生丸が生まれてほぼ成人するまで膨大な時間が流れたと思われるのに、この母、人間換算推定26歳くらい…? 若作りの30歳かな? やはり戦国時代に露出ファッションは無理でしたか。高い位置で髪をまとめているだろうという予想は当たりましたが、二つに分けて髪を高く束ねた姿はまるで月野うさぎちゃんです。そして、もこもこ。兄のもこもこは母の家系に伝わるものだったのかしら。父がもこもこを身につけていたかどうか、一切記憶にないなあ。そして、首に何やら念珠のようなものをぶら下げています。夫の死後、仏門に入ったとか? 多分、新レギュラーというわけではなく、一時的な登場だとは思いますが、どのようなお人柄なのでしょうね。
天生牙のことで兄が母に何を聞きたいのかは、あれこれ想像するより次回のサンデー発売を待つほうが早いかと思いますが、どちらにしろ、兄はまだ天生牙を使いこなせていないとみた。冥道残月破はまだ完成していないのでしょう。今後しばらくは、兄ストーリーとなるのでしょうか。
というか、奈落、どこに行ったのでしょう。白夜もその後あっさり引き上げたのでしょうか。
てっきり、この勢いにのって琥珀を狙うと思ったのですが。犬夜叉が呆け、弥勒が瘴気を吸って弱り、かごめが己の無力さに落ち込んでいる今、このときが最大のチャンスだと思うのですが。

一つ突っ込みたいのは、いったい殺生丸の母は犬夜叉をどう思っているのだろうかということ。夫を奪った憎い、しかも蔑むべき人間の女が産んだ子供。すでに夫と別れていたとも考えられますが、殺生丸が父親を(犬夜叉の母を愛した一点を除いては)非常に尊敬しているらしいことからみて、この母が夫を愛し、決して軽んじなかったことが想像できます。そして殺生丸が犬夜叉を虫けら並の半妖と蔑んでいたことから、母親もおそらく犬夜叉親子を非常に蔑んでいたことが想像できます。なぜ犬夜叉が幼いうちに、一族の恥は始末してしまえとばかりに殺さなかったのでしょう。殺す値打ちもないと思ったのでしょうか。そんなことをするのはプライドか許さなかったのでしょうか。そして、人間の女に夫を奪われた彼女が、人間の幼女と共にいる息子をどう思うのでしょうか。
もしかしたら、今琥珀が一緒なのは非常にラッキーだったかも。母の目にはりんと琥珀がセットで映っていて、よもやりんが殺生丸を慕い、殺生丸がりんを護っているなどとは想像もつかないことでしょう。
この人に、「ご主人のお墓はなぜ犬夜叉の目玉の中にあったのですか?」などと尋ねたら…殴られるかしら。




桔梗が犬夜叉のそばにいられないほどじゃなかったけど、鋼牙もあんまりかごめといられなかったと思う。一緒にいるときは必ずといっていいくらいかごめの命を守ってくれていたのに、まったく何もできないまま諦めるなんて、可哀想すぎです。といって、こんなことをやらかす鋼牙も許せない気分なので、個人的にいい思いをさせてやろうと思いました。
鋼牙の夢の中ということにでもしておきましょう。


前回イヤというほど追記したので、今回はしっかり書きたいだけ書いてからと思ったのですが、追記なんて出るときは出るものです。ま、週のうち何度も読みにくる人もいないでしょうから、気づかない人も多いだろうということで、好きなことを無責任に言い放つ。
今回の人様の感想では、鋼牙を褒め称えているところが多かった。興味のない人はスルーだろうけど、けなす人もいなかったでしょう。私もかなり褒め称えてしまって、勝手にかごめの唇までプレゼントしてしまって、ここまで褒めるとけなしたくなってくる天の邪鬼さ。
人の感想を読まなければ、逆感想を書くこともないでしょうに。

えーと、鋼牙くん。さりげなくスマートにかごめをフォローして、桔梗の思いまでくみ取って、あっさり潔くちょっと見栄はって走り去っていったわけですが…。
やはり、鋼牙にかごめを諦めさせたのは桔梗の退場でしょう。今まで犬夜叉の陰に桔梗の姿がちらほらしていたから、傷心のかごめを放っておけなかったのかもしれない。もしかして何かのはずみで犬夜叉と桔梗がくっついてしまったら、そのときは、かごめのそばにいるのは自分しかいない。鋼牙がそう考えるのは当然です。でも、桔梗はいなくなってしまった。犬かごの障害物がめでたく取り除かれたわけですね。そうなると、鋼牙に勝ち目はがくんとなくなるでしょう。たとえかけらを失って戦えなくなっても、もしも桔梗が犬夜叉の陰に存在し続けていたら、一行のそばを離れなかったのではないかしら。五雷指はあるわけだし、雲母に嫌われずに乗せてもらえさえすれば珊瑚程度には戦えるかと。負傷してもすぐ治るのも強みです。かけらを失っても弥勒以上には走れるでしょう。で、犬夜叉がかごめを傷つけないように見張り、犬夜叉と桔梗がどうにかなるのを待つという選択肢も充分考えられたと思います。しかし、桔梗がいなくなり、傷心の犬夜叉をかごめが支えるという図式が見えてしまっては、そばにいるのは得策ではありません。かごめにはっきりと振られるくらいなら、その前に別れを告げて立ち去ってしまおう、という腹だったのではないでしょうか。群れの長たる者、人間の女に振られるのは、やはりプライドが許さないのかもしれません。戦って負けるより、負ける前に逃亡するほうが得策だという鋼牙の計算高さが現れています。
犬夜叉との友情で、犬夜叉を立ち直らせるためにかごめをそばに置いていくという、体育会系の男前気質もありましょうが、かごめを犬夜叉のそばに置いていく以上、そこに自分がつきまとうのはみっともないという自分の美学を守るためにかごめから去ったともいえるかもしれません。
そもそも、かごめが犬夜叉を好きなのを知りながら、なぜいつまでもかごめにつきまとっていたか。しかも、深く踏み込もうとは一切せずに。万一犬夜叉が桔梗と結ばれればかごめの彼氏の席が空くというのもあるだろうけど、望みが薄いのはわかっていたはず。それでもへっぴり腰でかごめを口説き続けた(ようにしか見えない)のは、それだけかごめが便利な女だったからではないかと。鋼牙にしてみれば、いつどの段階で見捨てても、決して誰からも文句を言われない。かごめとはそういう存在でした。逆に、かごめから身を引くと、潔いと褒められる。つまり、鋼牙は気分次第で好きなようにかごめの元を訪れ、口先だけで口説いていればそれでよく、他に女ができればいつでも別れられる、そういう存在だったのです。間違っても犬夜叉を倒してかごめを奪うとか、かごめに犬夜叉と自分のどちらかを選べと迫るなどということはしませんでした。ほんの一歩深く踏み込もうとするだけで、簡単に振られてしまうことがわかっていたのでしょう。それがわかっているから一切踏み込まずに、つかず離れずつきまとっていたというのはある意味狡いのかもしれません。
そして、犬夜叉の心にはいつも桔梗がいた。普段会えない分しっかりと心の奥に桔梗の存在がしまわれるのは仕方のないことです。かごめは自分が二番目だといつも思っていた。ヒロインにしてはあまりに情けない立場です。そのかごめの立場をぐいっと持ち上げたのが鋼牙の横恋慕感情。何かあれば桔梗を優先しがちな犬夜叉をずっと待っているかごめの立場を盛り上げるという大義名分があるので、鋼牙は自分の横恋慕を悪いこととは思っていなかった。犬夜叉が元カノへの思いを引きずっているのなら、かごめが自分を少しは思ってくれることでバランスがとれるのではないかという打算があったのではないでしょうかねえ。
いずれにしろ鋼牙は、自分がかごめの心の中で一番良い印象を残せるタイミングで去っていった。たまたま同じときにかけらを失っただけだったのではないか。
鋼牙にイジワル~な見方をすると、こうなる…かな。
足手まといになってはならない、というのも確かにあるでしょうが、かけら無しでも、少なくとも七宝よりは役に立つはずなのです(七宝にあまりに失礼か?)。かごめの危機に飛び出すことで、自分が殺される代わりにかごめを救おうとする犬夜叉が間に合うことだってあるかもしれないじゃない。

鋼牙は本当に群れに帰ったのでしょうか。かけらを失った鋼牙はもう奈落に狙われることはないでしょう。かごめに気配を察知されることもない。帰ったとみせて、案外こそこそと犬一行のあとを追うかもしれません。犬夜叉はにおいで気づくかもしれませんが、かごめを守ろうとしてくれているのだな、と感謝の気持ちを抱いて黙っていることでしょう。いつか奈落との最終決戦中、かごめのピンチに飛び出して五雷指で反撃し、戦いに巻き込まれて死ぬことになったら、その時こそ思い切り鋼牙を褒め称えようと思います。
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