元・犬夜叉備忘録
感想書き、終了しました。ご愛読(?)ありがとうございました!
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今回の悪役妖怪は絶世の美女です。人も動物も、出会うものすべてを骨抜きにせずにはおかない美女妖怪の登場に弥勒様は大喜び。しかし、美女と言われてもこれまでの経験上眉につばをつけずには読めません。かつて、この世のものとも思えぬイケメン薬売りの実体が蚊だったことがありました。今回の美女は本当に美女なのでしょうか。
それにしても、骨を抜かれた人の死体はグロテスクというか、ユーモラスというか…(いっちゃイカン)。こんな場合、死因は何になるのでしょうか。背骨まで抜かれては、全神経が不能になっちゃうだろうから、呼吸もできなくて、窒息死…。それとも支えられなくなった内臓がつぶれて多臓器不全…。ま、なんでもいいか。その奇怪な死体を犬一行が発見します。村人の話によると、難を逃れて逃げ戻った人の目撃情報では妖怪はこの世のものとも思えぬ美女らしい。弥勒がきらーんと目を光らせて、美女妖怪に会いに行きました。もちろん珊瑚もついていきます。
鏡の化け物との戦い後、鉄砕牙の妖力が戻ったかどうか、試し切りをまだしていない犬夜叉も戦闘意欲満々でしたが、あいにく月に一度のあの日…。妖犬化したり人間化したり、忙しい人です。にしても、何度目の朔なのでしょう。新月が月に一度とすると、だいたいこの冒険が始まって何ヶ月たったのかわかりますが、まだ十回もないですよね。十ヶ月もたっていたらかごめの高校入試が終わってしまいます。実際の連載は十年になるそうですね。ミロサンは二十七、八歳といわれてもそんなに違和感ないし、犬夜叉、七宝、雲母は簡単に年をとらない設定だからいいとして、かごめが二十五歳でセーラー服着てるとしたら、ちょっと笑える…。いや、ここに突っ込んではいけませんね。失礼しました。
ところで、珊瑚が弥勒についていったのは、弥勒が美女妖怪に言い寄るのではないかという少女らしいヤキモチからではなく、純粋に弥勒の身体のことを心配してのことのようです。お留守番の犬夜叉も心配していました。奈落の瘴気を吸いすぎて血反吐を吐いてからも、弥勒は何度か風穴を開いている。身体は本当に治っているのか? と。
珊瑚が自分の身を案じていると知った弥勒は、珊瑚を抱き寄せてすりすりと頬ずりし、極上の笑顔でごまかしきりました。本当のことなど、言えない…。奈落の瘴気に刻まれた傷が、風穴を使うたびに体内で広がり、傷が心臓に達した時に死ぬ。桔梗亡き後、そのことを知るものはいません。弥勒はその重い運命を一人で背負い込み、珊瑚に心配させまいとします。そのポーカーフェイスは見事というしかありません。
そこに噂の美女妖怪が現れました。生き物たちから収集した骨を荷車に山積みにして運んでいます。ナマで食べるわけではなさそうですね。集まってきた狼か山犬か知りませんが、飛びかかったところズズッと骨だけ抜き取りました。妖怪の手が磁石のように骨だけを吸い寄せているという感じです。すかさず珊瑚が飛来骨を放ったのは、弥勒に風穴を開かせまいとしてのことでしょう。荷車が転倒し、集めた骨が崩れ落ちましたが、肝心の美女妖怪は衣一枚残して空蝉の如く逃れ去りました。点々と小さな骨を落としながら…。すみません、その骨って何の骨ですか? ミロサンをおびき寄せるために落としながらホームグラウンドへと逃げてるんだろうと思うけど。何の骨を荷車に積まずに持ち歩いていたのだか…。
そして、骨抜き妖怪は飛来骨に目をつけました。素晴らしい極上の骨なのだそうです。気の毒に、弥勒の魅力は飛来骨に完敗で、美女は目もくれてくれませんでした。それにしても、飛来骨は何の骨なのでしょうね。今まで謎のままだったことが、連載終了までに次々と明かされるということでしょうか。
そして、もしかして次は…弥勒の退場だったりして。

奈落との決戦が終わったとき、弥勒が生きていていいのか、それとも死すべきなのか。
弥勒は登場したときから、右手の風穴が年々大きくなり、いずれは飲み込まれて死ぬ運命だと明言しています。それを止めるには奈落を倒すしかない、と。ところが奈落は簡単に倒せず、壮大な旅となりました。カマキリに風穴を切られ、がくんと寿命が縮まりましたが、育ての親の和尚夢心は「あれしきの傷で弱気になりおって」とか言ってました。してみると、このときはまだそれほど深刻な状態でもなかったらしい。しかし、カマキリのせいで寿命が減ったのは確かです。にもかかわらずその後も景気よく風穴を開きまくっていました。そして、先頃奈落を瘴気もろとも吸い殺そうとして犬夜叉に止められ、血反吐を吐きました。体内に瘴気の傷を受け、今後風穴を開くたびに傷は広がる。傷が心臓に達したときに死ぬ。その状態で弥勒は更に風穴を開いていました。
この状態で、奈落との決戦後まで弥勒が生き残っていていいのかどうか、ちょっと疑問に思います。嫌いだから死んでしまえというのではなく、生き残っても辻褄が合うといえるかどうか、です。弥勒が最終的に助かるとしたら、「これ以上戦いが長引けば命はなかった」ということを証明する必要があると思うのです。けれど、そんなことを証明する方法はありません。「危ない危ないと言っておきながら、結局死ななかったではないか。本当に危なかったのか」という不満が残ります。
かといって、今の段階で死んでしまうのも無理があります。もし弥勒が死んだとして、実際弥勒の身体がどんな状態だったかを解説する人が必要なのです。それを聞いて珊瑚が、「そんな状態なら、打ち明けてくれればよかったのに。何もできなくても、抱きしめて一緒に泣くくらいできたのに。一人で抱え込んで無理に笑ってたなんて…」と嘆くことになるでしょうね。すると解説役が「弥勒は珊瑚に心配させたくなかったのだ。残り少ない人生を少しでも長く珊瑚の笑顔と共に過ごしたかったのだ」とかなんとか、慰めることになるのでしょう。しかし、弥勒の身体の状態を知る人が一人もいない今、解説役を務められる人がいません。奈落なら知っているかもしれませんが、奈落の言葉を犬一行が信じるはずもありません。ただ一人弥勒の身体の状態を知っていた桔梗がいなくなり、弥勒が今死ぬわけにはいかなくなったのです。
う…。ということは、もしかして弥勒にさらなるピンチが訪れるのでしょうか。もう一段階、風穴が危険な状態になり、それを犬夜叉か誰かが知ることになれば、その時こそ弥勒は絶体絶命ですね。おそらく、死をもって退場することになるでしょう。ただ、弥勒の風穴にさらなるピンチが訪れ、ますます危なくなったことをかごめや珊瑚が知れば、そのときは大丈夫でしょう。弥勒は最後まで生き残ると思います。弥勒が死んでも、「打ち明けてくれればよかったのに」と珊瑚が嘆くことができない状態なら、大丈夫です。
今回、犬夜叉が人間になってしまっており、敵の狙いは飛来骨。弥勒が活躍せざるを得ない状態ですが、風穴がどうなるか、やや恐怖を感じながら今後の展開を見守りたいと思います。

それにしても、今回の弥勒は渋い大人の男の魅力満載です。普段から、そのへらへら顔の下に、奈落を討ち果たさず遺志を継ぐ子も成さず力尽きてしまうことへの恐怖を押し隠しているのですね。愛するものに心配させまいとして、ごく自然な笑顔と振る舞いでごまかし切る自制心は実に見事です。まだ十八歳、秘密をすべて打ち明けて楽になり、珊瑚に取りすがって泣きたいと思っても不思議ではないと思いますが、弥勒様はそんな女々しい人ではありません。
しかし、珊瑚にしてみれば、弥勒のことは何でも知りたいと思うのが自然の感情です。弥勒は今、明らかに珊瑚に隠し事をしていますが、それはいつか必ずばれてしまうのが物語。秘密はばれることに意味がある。珊瑚がすべてを知ったとき、弥勒はすでにこの世にいないかもしれない。大丈夫だとウソをつき、心配させまいとごまかしていたことを知った珊瑚がどんなに文句を言いたくても、弥勒はもういない。それってものすごく狡いことのように思えてしまうのですが。心配させまいとウソをつくことはそんなに美徳なのでしょうか。興味本位で知りたがる人間にいちいち真実を教える必要はありませんが、一緒に悩み苦しみたかったという後悔は生涯珊瑚を苦しめ続けることでしょう。真実を隠しながら笑顔を見せていたことに、なぜ気づいてやれなかったのかと自分を責め続けることになるでしょう。弥勒にしてみれば、ただ悲しませたくない、心配させたくない気持ちなのでしょうが、それは果たして本当の思いやりといえるのでしょうか。珊瑚が悲しんだり嘆いたりしたときにそれを支えるのが大変だ、自分で自分を支えるのだって大変なのに、などという気持ちが弥勒にあるのではないでしょうか。
この辺は、男女で意見の差がかなりあることと思います。




妖怪が美女と聞き、弥勒が張り切るのも久しぶりですねえ。
決していい目を見ないことを何度学習しても理解できないらしい。
相手が妖怪とわかっていながら…。
男のサガですか?
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