元・犬夜叉備忘録
感想書き、終了しました。ご愛読(?)ありがとうございました!
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

地獄
かごめと瞳子の一騎打ちはまだ続きます。扉は、指名手配の凶悪犯のごときすさんだ顔のかごめ…。厳しい表情、というべきなのでしょうか。しかし、さすがに二週連続ヒーローが登場しないのもまずいらしく、冒頭で犬夜叉が結界破りの赤い鉄砕牙で社の結界を破ろうと、仲間に見守られながら虚しく奮闘しています。巫女の結界が巫女にしか破れないとわかっていても、何かせずにはいられないのでしょうね。
さて、瞳子の社の中を炎に追われながら逃げ続けるかごめ、ボロい社の床板を踏み抜いて、床下に落っこちてしまいました。戦国時代で規則的な生活を送り、健康的に戦っているうちに、成長期のかごめはドカンと成長してしまったのでしょう。
…ただ今、あらすじを忠実にお伝えしなければというプレッシャーのあまり、デタラメを書き並べたい衝動にかられております。
社の中を逃げ回るかごめをじりじりと追い詰める瞳子に、やり方が手ぬるいと奈落が文句を言ったのでした。もっとかごめの憎しみを掻き立て、矢で撃ちたくなるようにしろ、と。瞳子の術にはまり、かごめが床板を踏み抜いて落ちた場所は地獄。周囲では色々な人が様々な責め苦を受けています。いきなり景色が変わって戸惑うかごめの首を瞳子が片手でぐいっと締め上げました。瞳子の手が、まるで妖怪のもののように変化します。かごめが突き飛ばすと、妖怪のような瞳子の手は千切れて転がり、見ると瞳子の顔も鬼のように恐ろしく変わっていました。鬼が、蜘蛛の糸をかごめに絡めました。糸が燃え上がり、かごめを包みます。この炎は決して身体を焼くことはなく、ただひたすら熱いだけらしいです。今週もサンデー発売日の水曜は、梅雨のさなかだというのによく晴れて暑かったです。冷房の効いたコンビニで立ち読みしていても熱くてたまらない光景でした。
あまりの苦しさに、かごめは思わず瞳子に向かって弓を構えました。瞳子は、やれ撃てそら撃てとかごめをそそのかします。この炎は私を焼くはずの炎、苦しいだろう、私の胸に巣くう蜘蛛を撃てば楽になれる。撃って楽になるがいい。しかし、かごめには撃つことができません。奈落は瞳子の胸の蜘蛛をかごめに撃たせたがっている。瞳子を撃って助かれば、自分の心が穢れてしまうことがかごめにもわかっているのですね。そうなれば、蜘蛛の糸の穢れを払うのは難しくなります。一度蜘蛛の糸の穢れに触れているからこそ、それを払うことの難しさをかごめは身をもって知っているのですね。結局、瞳子を撃つのをやめて、地獄の炎に焼かれ続ける苦しみに、かごめはただじっと耐えています。愚かな…とため息をつく瞳子。
かごめのそばに、妖怪のように醜い瞳子の手が転がっていました。かごめは炎に焼かれながら、その手を優しく握ります。この人を、こんな所にいさせてはならない…。瞳子に首を絞められたとき、その手を通して瞳子の深い悲しみがかごめに伝わっていたのでした。
瞳子が、撃ちなさいと言いました。
撃てませんと答えてからかごめが瞳子を見ると、鬼のようだった瞳子の顔が元に戻っています。手の中の瞳子の手も、人の手に戻っていました。慈悲深そうな元の美しい顔に戻った瞳子は、優しい声で(かどうか、漫画でわかるはずがないのですが)もう一度言いました。大丈夫、撃ちなさい、と。そんなことをしたら、瞳子が地獄に堕ちてしまうとなおもためらうかごめに、瞳子がよく見なさいと言う。何を見ろというのか。かごめが瞳子をじっと見つめました。と、瞳子が自分の身体を半透明にしたのです。瞳子の胸に巣くう蜘蛛の向こうに奈落が見えました。しかし、奈落は瞳子の真後ろにいる。これでは奈落を撃つことはできない…。かごめの迷いを断ち切るように、瞳子がもう一度言いました。私の身体ごと、撃ち抜きなさい、と。

これで、合っているでしょうか? オロオロ…。
ちなみに面倒になったので、次回のあらすじを今のうちに書いておきます。かごめがスキルアップし、瞳子は成仏し、奈落は逃げました。以上です(殴)。
ということになるかどうかはともかくとして、奈落にダメージを与えるチャンスかもしれませんね。瞳子を挟んで向かい合うかごめと奈落。奈落の姿がかごめに見えているのを奈落は知っているのでしょうか。瞳子の陰にすっかり隠れて安心しきっているのではないでしょうか。もしかして、奈落のほうからはかごめの姿が見えていないのではないでしょうか。そして、瞳子の姿が妖から巫女に戻っていることにも気づいていないのではないでしょうか…? 撃て、かごめ!
今の瞳子は、かごめが自分を救ってくれると信じているようです。かごめが正しく弓を使えるに違いない、と。地獄の業火に焼かれながら、自分をこんな目に遭わせている瞳子を救いたいと思っているかごめが立派です。立派というより、優しいのですね。最初はただ、奈落に操られた瞳子を何とかしなくてはならないとか、奈落が瞳子を撃たせたがっているのだから絶対に撃ってはならないとか、撃てば心が穢れて蜘蛛の糸の穢れから逃れられなくなるとか思っていたのでしょうが、今はもう瞳子を救わなければならないという理屈ではなく、奈落に殺されて操られている瞳子がただ哀れで、心から救いたいと思っているのでしょう。けれど、どうすればいいのか、救い方がわからない。かごめはきっと悔しい思いをしていたでしょうね。この程度呼ばわりされ、何の力もないくせによくも私を救うなどと言えたものだな、などと侮辱されても腹も立てず、確かにその通りだと、無力なせいで瞳子を救えずにいる自分を自覚し、謙虚な気持ちでおとなしく、ひたすら地獄の業火に耐えているのです。なんと強い心を持っていることか。火ですよ。熱いのですよ。耐えられるものではないのですよ。人は高所で炎に追い詰められると、死ぬことがわかっていても遙か地上に飛び降りてしまうものなのです。炎から逃れるためなら死んでもかまわない、それほど辛いものなのです。為すすべもなく炎に焼かれることはあっても、かごめの場合、すべはあるのです。それをせずに耐えられる精神力は一体どこからくるのでしょうか。犬夜叉が桔梗とこそこそ話していただけで不機嫌になってしまう中学三年の少女のどこに、あそこまで強く美しい心があるのでしょうか。
そして、普通なら触れたくもない醜い手。見るからに気持ち悪く、きっと感触もえげつないに違いない瞳子の千切れた手をかごめは慈愛に満ちたまなざしで見つめ、自分の指をその妖怪のもののごとき指に絡めるのです。こんな忌まわしい場所に瞳子をいさせてはならない。こんな場所で瞳子が未来永劫焼かれ続けるなんて、あってはならない。もうかごめに、瞳子に向かって矢を撃つ気持ちはかけらもありません。
そして、瞳子は救われました。
かごめはまだ何もしていませんが、瞳子はすでに救われている。そんな気がします。だから、かごめが瞳子に矢を射ても、もう瞳子は大丈夫なのです。きっと。
そして、瞳子は自分の身体ごと奈落を撃ち抜けとかごめに言いました。奈落はついに瞳子を操り切ることはできなかったのです。瞳子の強い精神力にも拍手です。ただ若くて美人なだけの巫女ではありませんでした。そもそも、かごめさえいなければ、瞳子は奈落に殺されて利用されることもなかったのです。悪いのは確かに奈落ですが、常人ならばかごめを逆恨みしても不思議はなかったかもしれません。実際、瞳子にとってかごめの第一印象はすこぶる悪かったようで、八つ当たり気味に、かごめの霊力のなさを罵っていました。けれど、霊力コントロール力の不足を補ってあまりある、かごめの心の強さ、美しさ、愚かなほどの純粋さをきちんと認め、信じることができたのです。瞳子の、感情にとらわれない冷静さ、自分をしっかり保てる凛々しさ、そしてしゃれた技の数々に乾杯。
どうか、しっかりと人生を締めくくってください。見届けさせていただきます。




瞳子ってやっぱり優しい巫女様だったと思います。自分のことなんか後回しで、人に尽くすように生まれついているのじゃないかしら。最後に言い残した言葉もかごめのことだったし。だから、奈落なんかにも一応従ってたけど、頼まれたら断れなくて手を貸してしまっただけなのかも…。
拍手コメントありがとうございました~♪
原作をお読みになった方と、お読みになっていない方から。

ファン様、ありがとうございます。おもしろがっていただけて何よりですが、やっぱり原作お読みになったからだと思いますよ~。読んでないとやっぱり、何のことかわからない部分もあるのではないかと。
皆様、原作読みましょうね!(切望)
そして、国外在住のM様。原作が読みたいと言ってもらえてうれしいです。こんなにストーリーをばらしまくって、出版社から怒られないかしらと思っていましたが、これ読んで原作読みたくなるなら著作権侵害とか怒られませんよね。…怒られないといいな。
スポンサーサイト





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。