元・犬夜叉備忘録
感想書き、終了しました。ご愛読(?)ありがとうございました!
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第2話:百葉箱の伝説
桜のクラスメート、リカが新しい携帯電話を買った。その電話に毎日知らない男から間違い電話がかかってくる。電源を切ってもかかってくる。電話に出るといつも同じセリフ「てめー、四時に体育館裏に来い、遅れんなよ」だ。さすがに怖くなったリカが桜たちに相談していると、後ろに現れた六道りんねが言うことには、「百葉箱に相談の手紙と賽銭と供え物を入れておくと解決する、という伝説がある」。
桜の言う通り、まったく○太郎の妖怪○ストだが、これを知ってる読者がいるんだろうかと思った途端、今もテレビで放映されているのを思い出した。全年齢に通じるたとえを出してくるとはさすがだな。アニメでは勧善懲悪な正義の味方になっている鬼太○にはあまり魅力を感じない。喫茶店でタバコを吸いながらケーキ食ったり人にたかったりする鬼太郎が…関係ないか。
桜たちの学校には今は使われなくなった百葉箱があるという。確か、気温を測るためのものだったかな。地表だとまずくて、直射日光があるとまずくて、屋外じゃないといけないんで、地上何十センチかの場所に風通しよく作られた、懐かしいものの中にリカがお供え物と手紙を入れると、現れたりんねが焼きそばパンと賽銭と手紙をかっさらって逃げた。
が、リカたちにはりんねの姿が見えなかったらしい。びっくり仰天して、ケータイを落として逃げていった。りんねの姿が見える桜が追っていくと、りんねは悠然とお供え物の焼きそばパンを食っていた。彼が羽織っているのは、妙な着物。それは黄泉の羽織で、これを着ると、着た人間を霊と同じ体質にできるらしい。というわけで、六道りんねは生きた人間らしいことがわかりました。
りんねは羽織から糸電話を取り出しました。どうやら黄泉の羽織はドラ○えもんのポケット状態というか、ラムのビキニ状態のようです。これからいろんなものがあの中から出てくるんだろうなあ。りんねは桜からリカの携帯番号を聞き出すと糸電話に書き込み、ここから先はおれの仕事だ、とカッコつけます。お前は霊が見えるらしいけど、祓ったり戦ったりしたことはないのだろう、と冷たく突き放します。
しかし、糸電話は有料でした。リカの賽銭はすべて1円玉だったため、通話には使えなかったのです。結局りんねは桜を連れて霊道というところに飛び込みました。糸電話に十円玉をぶち込んで通話を開始します。おい、おれだ、とりんねが話しかけると、相手は「おまえか。四時に体育館裏に来い」と言います。りんねは何の用だ、と話しかけ続け、桜に十円玉の追加を要求します。電話が切れたら相手の所にたどり着けなくなるそうです。やがて見えたのは、スポーツバッグを肩にかけ、自転車を漕ぎながら、ケータイに向かって「絶対行くからなっ、遅れんなよっ」と叫んでいるおニイちゃん。その頭上に上から植木鉢が降ってきました。…こういうわけで彼は四時に体育館裏に行って電話の相手と会うことができず、成仏できなかったようです。そして彼は桜の学校の制服を着ていました。
四時に体育館裏に、電話の相手を連れてきてやろう、とりんねが言いました。会おうとしていた相手に会わせて、未練を断ち切らせないといけないらしいです。すべては明日だ、とりんねは帰って行きました。
桜は明日も小銭の用意をしておくか、と考えます。

りんねが霊でなく生きた人間らしいとわかり、大変うれしいです。今回も彼は自分の仕事に精を出していました。しかし、報酬はないらしい。ということは、ボランティアでしょうか。
誰かがやらなければならないことで、自分にそれができるからやってるみたいな感じですね。彼がいなければ、きっと現世が未練がましい霊まみれになってしまうのでしょう。しかし、霊を成仏させるには何かと経費がかかるようです。彼はこれからも桜にたかり続けていくのでしょうか。どうか桜が何不自由ない家庭で育ち、優しい父親からいくらでも小遣いをもらえる身の上でありますようにと願わずにはいられません。でも、りんねに十円玉の追加を要求されてしぶしぶ払っていましたから、経済観念は普通にあるようです。
そして桜は、今のところ霊の成仏にあまり興味がないように見えます。自分や友達が迷惑している場合は成仏してもらいたい、と一般的な考えでいるようです。成仏できない霊を哀れに思い、成仏させてやりたいとか、霊は成仏して輪廻の輪に乗るべきものだとか考えているなら十円玉を喜んで出した事でしょう。りんねに突き放されたとき、桜は反論しませんでした。それが死神の仕事なのか、と一歩引いてりんねを見守る感じで、決して一緒に連れていってほしいなどと言いませんでした。りんねがどんな危険な目に遭おうとも、今の桜にとってはクラスメートとして心配する以上の感情はないようですね。これがこの先どのように変わっていくことになるのか楽しみです。
中学時代のジャージを常に着用していることを教師から注意されましたが、「そんな贅沢なものを買ったら地獄に堕ちる」と主張し、「お前は貧乏なのか」というセリフを教師に言わせませんでした。きっと彼のジャージ姿には今後誰も突っ込まないでしょう。彼はやはり貧乏なようですが、人からお前は貧乏なんだなと言われるのは嫌みたいです。しかし、除霊のために金がいるなら開き直って人にたかります。せこいんだかストイックなんだかよくわかりませんが、除霊の経費くらいどこかから出ないんでしょうかね。仕事には報酬が生じるとか、経費に利益を上乗せするとかいうことは、高校の授業には出てこないんでしょうか。
ふと、りんねの爪の垢を煎じて弥勒様に飲ませてやりたい気持ちになりました。
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